Magic in シネマ

No movie No life!

処刑人(原題: The Boondock Saints)

"The Boondock Saints"

boondockには「奥地」「田舎」みたいな意味があるようです。

saintは「聖人」

「路地裏の聖人達」と訳されているのをよく見かけました。

邦題は「処刑人」ド直球でいいですね!

タイトル通り主人公の兄弟が悪い奴らを撃ちまくるのですΣ(゚∀゚ノ)ノキャー

「処刑」の時にカッコイイ決め台詞も言います。

結構楽しめたのですが、正直この兄弟二人がどこまでシリアスに「聖人」をやっているのかよく分からなかったので若干もやもやしました。

 

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ノーマン・リーダスがイケメンすぎて。(ちなみに左の人)

ウォーキングデッド見始めてからはまってます(*ノωノ) また短髪にしてくれないかなぁ

 

さて、この映画最大の見どころといえば法廷での演説シーンです!

お気に入りのところなのでちょっと訳してみました。元の字幕に影響されているところもありますが、できるだけ忠実に字数を気にせずやったつもりです。難しかった!笑

 

ブログを見た方で、ここ訳違うんじゃ?と思った方はコメントを頂けると嬉しいです!勉強中なものなので( ´∀` )

すごく大事な台詞なので、ネタバレ嫌な方はさようなら~

 

 

 

 

 

 

 

Now you will receive us.

We do not ask for your poor or your hungry.

We do not want your tired and sick.

It is your corrupt we claim.

It is your evil that will be sought by us.

With every breath, we shall hunt them down.

Each day, we will spill their blood till it rains down from the skies.

Do not kill. Do not rape. Do not steal. These are principles which every man of every faith can embrace.

These are not polite suggestions. These are codes of behavior, and those of you that ignore them will pay the dearest cost.

There are varying degrees of evil. We urge you lesser forms of filth not to push the bounds and cross over into true corruption, into our domain.

For if you do, one day you will look behind you and you will see we three. And on that day, you will reap it.

And we will send you to whatever god you wish.

 

よく聞け

お前たちの貧困や飢えなどどうでもよい

疲弊し病に倒れてもよい

我々が求めるのは悪しき行い

お前の悪だけだ

息の続く限り倒し続ける

雨の滴となり地に降り注ぐまで、その血を流させてやる

殺すな 強姦するな 盗むな あらゆる信仰を持つ全ての人間が許容し得る基本的な原則である

これは気休めではない 遵守すべき人の行いだ

疎かにすれば大きな犠牲を払うことになる

悪には度合いがある 境界線を越え 真の悪に踏み込めば そこは我々の縄張りだ

振り返れば我々三人の姿が見えるだろう

そしてお前は償うのだ

好きな神のもとへ送ってやる

 

 

The End of the Tour(邦題:人生はローリングストーン)

 

ジェイソン・セガールジェシー・アイゼンバーグ主演の”The End of the Tour”でございます。すごく好きな映画なんですけど、邦題が嫌いなんですよね!( ´∀` )

意味が分からない上にダサいという。ローリングストーン誌にかけたのでしょうけどそれ以外はなにもかかってないよっていうね。

ちなみに日本版のポスターもダサいです(* ´艸`)フォントがやばいですもちろんネガティブな意味で。笑

んでこっちが元のポスター!

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すごくおしゃれじゃないですか!?欲しいわぁこのポスター、、

 

さて、本作はデヴィッド・フォスター・ウォレスという実在したアメリカの作家の実話を基にしています。セガールがウォレス役でジェシーはそのウォレスにインタビューするローリングストーン誌の記者リプスキーを演じています。二人の会話がこの映画最大の魅力。ウォレスは言葉を操る天才なので印象的なセリフがたくさん出てきます。

 

ポスターには"Imagine the greatest conversation you've ever had" という文が。直訳すると「今までにあなたがした最高の会話を想像してみて」って感じです。最高の会話って違和感ありありなんですけど、他にいいのが浮かばない( *´艸`)

リプスキーにとってはウォレスとの会話がその「最高の会話」になるんじゃないかなと。ウォレスはどうだったのかな。今ではもう聞けませんけどね。

 

今回印象に残ったセリフはこれです。

ちょっとでもネタバレいや!!って方はここでさようなら(^^)/~~~

 

 

 

 

 

 

 

" I don't think that we ever change. I'm sure that I still have those same parts of me. I guess I'm trying really hard to find a way not to let them drive. You know?"

「人はきっと変われない。昔と同じ自分が残ってるから。主導権を奪われないよう抵抗してる。分かるか?」

 

これ翻訳もすてきだなぁと思いました。わたしもいつかこんな翻訳がしたい!

 

 

 

未来を花束にして(原題: Suffragette)

キャリー・マリガン主演の「未来を花束にして」見てきましたー


初の女性参政権を求めたイギリスの運動家達のお話で、それも過激派の運動家に焦点を当てた映画です。

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内容は想像以上に重かったです。重いことはわかっていたけど、女性の運動家に対する男性からの暴力が想像以上でした。後には彼女らの努力も報われるけど、その為に払う犠牲が大きすぎる。


彼女たちの過激な運動は決して賢いものには見えなかったけど、あそこまでしなきゃ権力のある人々には声が届かなかったということなのでしょう。

にしても中盤は辛いシーンが多かった、、あの12歳の女の子が工場長から逃れられたことだけが救いでした。


彼女たちのお陰で、私たちも自分の国や家族のために声を上げることができるのだなぁとか、私が今何の疑問もなく手に入れている自由は多くの人の犠牲の上に成り立っているのだなぁみたいな事を映画館を出てからふつふつと考えていました。んーこんな気持ちになるとは思っても見なかったー!


最後に印象的なセリフを!

"You want me to respect the law? Then make the law respectable." 

「法律を尊重しろですって?なら尊重に値する法律を作るのよ。」